ドライブトレイン及びケーブルの通し方
ドライブトレイン
- S-Works Aethosは電動シフトにのみ対応します。Expert及びProフレームは電動シフト及び機械式シフトの両方に対応します。
- 最大チェーンリングサイズはフロントシングルの場合52T、フロントダブルの場合55Tです。
- 新型の軽量リアディレーラーハンガーが開発されました(S206000001)。フロントディレーラーハンガーはフレーム内部にプレートの設置が必要です。下記ケーブルの通し方の項をご覧ください。
- AethosフレームはBSA68mmのねじ切りタイプのボトムブラケットを採用しています。BSA68mmボトムブラケットは多くのコンポーネントメーカーから販売されています。
S-Worksフレームのケーブルの通し方
S-Works Aethosフレームは電動シフト及びディスクブレーキにのみ対応しています。電動シフトワイヤはコックピット部からフレームのヘッドチューブノンドライブサイドへリアブレーキホースを這わせて通します。ヘッドチューブへの挿入部にはグロメット(S179900013)を使用します。ダウンチューブ内での音鳴りを防ぐためにウレタンフォーム製のチューブ(S149900018)を使用します。リアディレーラーのケーブル出口にグロメット(S209900054)を使用します。
機械式シフトのフロントディレーラーハンガーの取り付け方
フロントディレーラー台座の取り付けにはフレーム内部にバックプレート(S201900005)の設置が必要です。バックプレートの設置の仕方は次の通りです。
- シフトケーブル用ライナーをフレームに通します。
- バックプレート(A)の裏側からシフトケーブルを通し、シフトケーブル用ライナーに通します。
- シフトケーブルを引き、バックプレートをシートチューブ内部に押し当てるようにします。
- ディレーラーハンガーを付け、下側のボルト穴を2.5mmの六角穴付きボルトで締めます。
- シフトケーブルを抜き、上側のボルト穴に2.5mm六角穴付ボルトを取り付けます。両方のボルトを2.0Nm(18in-lbf)で締め付けます。
電動シフト及びフロントシングルの機械式シフトについて
eTapモデルではS179900015の穴なしグロメットをチェーンステーケーブル出口に使用します。フロントシングル仕様のバイクでは、Tarmac SL7と同じフロントディレーラーハンガー用の目隠しグロメット(S201900002)を使用します。
Di2ケーブル長について
ケーブル位置 | 長さ(mm) |
BジャンクションからAジャンクション(バーエンド部)へ | 1400 |
Bジャンクションからリアディレーラーへ | 750 |
Bジャンクションからフロントディレーラーへ | 500 |
Bジャンクションからバッテリー(シートポスト内)へ | 1000 |
左シフターから右シフターへ | 750 |
電動シフトワイヤの通し方
ケーブルの通し方:Expert及びProフレーム
10Rフレームでも電動シフトを使用する際はS-Works 12Rフレームモデルと共通のグロメット・プラグを使用します。ダウンチューブのケーブル入口部位の目隠しカバーはS186500003で用意されています。
機械式シフトではシフトアウターがTarmac SL6と共通ののケーブル入口カバー(S186500004)を通ってダウンチューブ内に入ります。シフトアウターはカバー部分で止まり、インナーケーブルのみダウンチューブ内に入り、BB下のケーブルガイド(S206500011)を通ります。ドロップアウト近くのチェーンステー下部にケーブル受け(S172000002)を取り付けます。
機械式シフトのケーブルの通し方(Expert及びProフレームのみ)