フォーク

Epicのすべてのモデルで42-44mmオフセットのフォークで最高のパフォーマンスを発揮するように設計されています。Epic、Epic EVOともに最長120mmのフォークが使用出来ます。

EpicではPosition-Sensitive Brainダンパーが使用されています。これによって前輪が岩などにヒットした際の、コンマ秒の瞬間的な「スパイク」や慣性バルブが開いてBrainが反応するまでの遅延を打ち消してくれます。その動きは非常にスムーズな動作です。慣性バルブが開くタイミングは以前とは異なりますが、ペダリングの安定性が必要な場面ではレースで実証されたBrainによる安定性が発揮されます。サドルから立ち上がり、スプリントを掛けても、ライダーのパワーが純粋に速さに繋がります。以前のBrainフォークはサスペンションストロークの初動で固い印象でした。それはつまり、岩や木の根にぶつかった際に、フロントタイヤがスムーズに障害物を乗り越えるのではなく、タイヤが弾かれるような感覚があったということです。Position-Sensitiveフォークでは初動がスムーズになり、トラクションやコントロール性が大幅に改善されました。初期のBrainフォークでは動きが渋いと感じるライダーもいましたが、新しいPosition-Sensitiveフォークは一般的な「サグ」のような感覚で使用できます。これにより、シャーシのバランスを取り、特に登りの場面でライダーを常に走りやすい位置に留めることが出来ます。

Epicのリアショック

EpicではアップデートされたBrainリアショックを採用しています。Brainショックは前世代と同等の調整幅を持っていますが、これまでとは異なりBrainをFirmにセッティングする際は時計回りにダイヤルを回す必要があります。リアショックのBrain Fadeの強さは5段階あります。

リバウンド調節はフロントショックマウント付近にあるエアカン側で行います。リバウンド調節は15段階あります。

構造を単純化し、重量を削減するためにオートサグ機能が省かれました。クロスカントリーでの推奨サグ値は13mm(52.5mmストロークの25%)です。サグの設定の仕方についてのヒントはこちらでご覧ください:RockShox Rear Shock Sag Setup

Epic EVOのリアショック

Epic EVOのリアショックはBrainを搭載しておりません。完成車では標準的な190x40mmのショックを使用しております。そのため、アフターマーケットオプションが多くのメーカーから入手できます。

EVOモデルの推奨されるサグは11mm(40mmストロークの27%)です。サグの設定方法に関するヒントはこちら:RockShox Rear Shock Sag Setup

Epic EVOフレームはリモートリアショックロックアウトに対応しています。ケーブルはトップチューブからフロントショックマウントの付近にあるポートに抜けます。機械式ディレーラー、ドロッパーシートポスト、リモートロックアウトを使用中の場合、4本のケーブルがヘッドチューブのICRポートを通して配されます。ケーブルは下に示すようにセットアップされます:

A: リアシフトケーブル

B: リアブレーキケーブル

C: ドロッパーシートポストケーブル

D: ショックアクチュエータケーブル

注意:バイクに取り付けられたサスペンションは1つの完成されたシステムです。Specializedのフレームは工場取り付けのパーツおよびショックの組み合わせで設計されております。多くの別売りリアショック(エアーやコイルなど)が物理的には取り付け可能かと思われますが、フレームに適合するとは限りません。バイクまたはフレームに最初に付属していたものとは異なるショックを購入・取り付けの際は必ずショックのメーカーにフレームと利用予定のショックの適合性を購入前に確認してください。