プリセット

チューンのトップページにはプリセットメニューがひょうじされます。プリセットメニューをタップすると、デフォルトのプリセットが表示されます。デフォルトのサポートパワー、ピークパワーセッティングを各モード毎に変更し、お好みや要望に合わせて調整することが出来ます。変更を設定として残しておきたい場合、30個までのモードセッティングが保存できます。

カスタムサポートパワー、ピークパワープリセットを作成するには:

  1. チューンを選択します。
  2. 「+」をタップし、スライダーを動かして、お好みの値にします。
  3. カスタムプリセットに名前を付けて保存します。プリセットが保存出来たら、歯車マークをタップすれば名前を変更できます。

カスタムプリセットの値を変更する場合、「更新」を選択して新しい設定を保存するか、「リセット」を選択して元の値を保持することも出来ます。

プリセットを有効にするには、カスタムプリセット、デフォルトプリセットの中からお好みのプリセットをタップしてください。

レンジエクステンダーバッテリー

レンジエクステンダーバッテリーを使用する際、Mission Controlならではの機能があります。

スタート画面に、内蔵バッテリーの充電状態(最大100%)が表示され、レンジエクステンダーバッテリーをご利用いただいている場合は充電状態が両方のバッテリーの総和(最大150%)が表示されます。レンジエクステンダバッテリーは、内蔵バッテリーの半分の容量です(内蔵バッテリー320Wh、レンジエクステンダーバッテリー160Wh)。

「診断」メニューではバッテリーがそれぞれ独立して表示され、充電状態は100%が最大で表示されます。バッテリーの健康状態のような詳細データもこちらでご覧いただけます。

レンジエクステンダーを最初に放電する

デフォルトの設定はTurbo SLシステムに接続された両方のバッテリーを同時に放電する設定になっています。このデフォルト設定はMission Control上で、レンジエクステンダーを最初に放電する設定を選択することもできます。この設定を有効にするには、設定をオンにした上でバイクを再起動してください。

「レンジエクステンダーバッテリーを最初に放電する」設定は、ライド中にレンジエクステンダーを外して、バイクを軽くしたい、ボトルケージにボトルをもう一本挿したいなどの場合にのみ有効です。レンジエクステンダーバッテリーを最初に放電する設定の場合、電圧がデフォルトに比べて早く下がるためモーターパワーがより早く下がってしまいます。このモードを過度に使用すると、バッテリーセルの負荷が大きくなり、長期的なバッテリーの状態に大きな影響を与えることがございます。そのため、通常の用途であればバッテリーを平行で放電するデフォルトの設定をお勧めしております。

チャージリミット(充電制限)

バッテリーの寿命を延ばすために、チャージリミット(充電制限)を有効にすることができます。チャージリミットは、バッテリーの充電量を80%に制限し、10回の充電毎にキャリブレーションのため、100%のフル充電を行います。この機能は、頻繁に自転車に乗るが、バッテリーの全容量が必要でない場合に便利です。レンジエクステンダーと同時に充電する場合は、レンジエクステンダーをフル充電し、バイクの充電を合計130%に制限します(充電制限なしの場合は150%)。フル充電が必要な場合は、いつでもこの機能の選択を解除することができます。

次のバイクファミリーは、充電制限機能と互換性がありません

  • 第一世代のLevo/KenevoバイクとTrail Displayバッテリー
  • BLOKSまたはターボコネクトワイヤードディスプレイ(TCD-w)を搭載した第一世代のVado/Como
  • Turbo S/ X/ FLR(リアハブモーター搭載モデル)

その他のバイクは互換性があります。最新のバッテリーおよびディスプレイのファームウェアを搭載したバイクは、チャージリミット機能を有効にすることができます。ファームウェアの状態を確認するには、Mission Controlアプリを開き、[診断]を選択してください。

詳細はチャージリミットに関するFAQをご参照ください。

サポート

サポートレベルは、ライダーがペダルに加えるパワーに対してどれくらい割合でアシストを加えるかを設定するものです。サポートレベルが高いほど、ライダーが出すパワーに対して高いモーターパワーが得られます。言い換えると、より高いレベルに設定すると加速が速く、登りがより容易になり、ライダーはあまり力を出さなくてもスピードの維持が可能になります。ただし、サポートレベルを上げるとバッテリー消費も増え、結果的に走行可能距離が短くなります。また、不整地ではホイールスピンの危険性も増します。

サポートレベルが100%よりも低い場合、ライダーの負担が増えます。例えば、トレイルモードでサポートレベルを50%にセットして使用した場合、サポートレベルを100%に設定した場合に比べて、モーターが同レベルのアシストパワーを出すには、ライダーはおおよそ2倍の力を加える必要があります(同一のピークパワーを設定した場合)。

ピークパワー

ピークパワーは各サポートモードのモーターによる最大出力を指します。最大で100%まで各モードで設定できます。すべてのモードでピークパワーを100%に設定した場合、ペダルを強く漕げば漕ぐほど、より強いアシストが得られます。例えば、サポートモードを35%、ピークパワーを100%に設定した場合でも、ライダーがペダルに加える力を大きくすればモーターが100%の出力を出すことが出来ます。ピークパワーが100%未満に設定されている場合、モーターが出力する最大パワーを制限することになり、ライダーが出力を増しても、モーターの最大出力まで出力が出ないようになります。ピークパワーを低くすることで、走行距離が増え、また、サポートモードの間でアシストの仕方に大きな違いを持たせることが可能になります。

Levo、Kenevoのみの追加設定

加速レスポンス

加速レスポンスはモーターがどれくらい速くライダーの力の入力に反応するかを設定します。大抵の場合、レスポンスの値を低くすると緩い路面やテクニカルなトレイルでのトラクションと、コントロール性が増します。

デフォルトの設定(0%)はコントロール性とモーターレスポンスの良さのバランスが取れています。0%の設定が最も加速レスポンスが遅く、100%が一番加速レスポンスが速い設定になります。

最適な設定はライディングスタイルや個人の好みに加え、走行する場所の状態によって変化します。典型的なトレイルでの使用の場合、50%を超える値はコントロール性を損なうため推奨されません。

シャトル

シャトルを使用すると、ライダーによる入力が高ケイデンスで低出力で簡単にモーターの最大出力が得られます。シャトルがオンになっている場合、50RPM以上のケイデンスで高い出力が得られます。高いケイデンスかつ低い出力で漕ぎたい方の場合、このモードで最大のモーターサポートが得られます。さらに、シャトルモードでは信号待ちのような停止状態から少ない力で最大のサポートを得ることが出来ます。

0%はシャトルがオフを意味し、100%はシャトルの効果が最大となっていることを示します。10%ずつ値を増やしていき、お好みの最適な値をお探しください。ただし、シャトルの値をあげていきますと航続可能な距離や時間が減少していきますのでご注意ください。選択したシャトルの値はすべてのモードに適用されます。

フェイクチャンネル(ANT +)

フェイクチャンネルを使用すると、Turbo Levo/Kenevoのバッテリーの充電状態(SoC)をANT+対応デバイス(ウェアラブルデバイス、GPSデバイス、サイクリングコンピューターなど)に表示することが出来ます。

デバイスに接続するには:

  1. チューンを選択します。
  2. チューンメニュー内のフェイクチャンネルを有効にします(ケイデンスなどで)。
  3. フェイクチャンネルを有効にしてから、バイクを再起動します。
  4. ANT+デバイスで接続可能なセンサーを探し、フェイクチャンネルで選択したセンサーを選択します(フェイクチャンネルのデータを見るためには、必要に応じてデバイスのデータ表示領域を設定する必要があります)。
  5. バッテリーの充電残量(SoC)をANT+デバイスで確認してください。フェイクチャンネルをケイデンスに設定した場合、ANT+デバイスのケイデンス表示領域にバッテリーの充電残量(SoC)が表示されるようになります。

ステルスモード

ステルスモードをオンにすると、ディスプレイのLEDがボタンを押した後しばらくすると消えるようになります。この設定が出来ないTurboモデルもございます。

Garminレーダー

MasterMind Turbo Connectディスプレイまたはユニットを搭載しているバイクは、Garminレーダーに対応しています。Garminレーダーを有効にすると、MasterMindディスプレイは視覚および聴覚による警告を発するだけでなく、ハンドルバーリモートの触覚アラートを発して、最大140m(150ヤード)先の車両の接近および通過を警告します。 

Mission Control v3.5をお持ちの場合、Mission Controlアプリ内でGarminレーダー設定をカスタマイズすることが可能です。

  • レーダー アラート = レーダーのビープ音をオンまたはオフにする
  • レーダー車両クリアアラート=ライダーはすべての車がクリアされたことを確認する短いビープ音をオフにすることができます
  • レーダーアラートスピード閾値=ライダーがブザーのアクティブ化の速度の閾値を設定できるようにします。たとえば、
  1. 閾値を0km/hに設定すると、ブザーは常にオンになります
  2. 1km/hに設定すると、信号で停止したときにビープ音が鳴りません
  3. 6km/hに設定すると、信号待ちで停止しているときや、6km/hより遅い速度で走行しているとき(自転車の歩行など)に、ビープ音が鳴りません。

 Garmin レーダーの詳細については、以下のビデオをご覧ください:

バッテリーブザー

バッテリーやディスプレイのブザーをオン・オフします。設定を保存するにはバイクの再起動が必要です。

レース ゲートのビープ音

ライダーは、レース ゲートのビープ音を「オン」または「オフ」にするオプションがあります。この機能をオンにすると、ライダーはバイクの電源を入れるたびに音が聞こえます。