Future Shock 3.0

Future Shock 3.0には３つのバリエーションがあります：

• 3.3カートリッジ(調整可能な油圧ダンパー付)
• 3.2カートリッジ(油圧ダンパー付)
• 3.1カートリッジ(スプリング式)

カートリッジは交換可能です。

Future Shock 3.0カートリッジはFuture Shock 1.0/1.5/2.0が使用されていた以前のバイクと互換性があります。Future Shock 3.0を以前のバイクに使用する場合は、最小スタックハイト(最小限必要な高さ)がありますので、下記リンクのテクニカルマニュアルをご覧いただき、ご利用中のバイクに合う適切な最小スタックハイトの確保をお願いいたします。

Future Shock - 後方互換性

スタックハイト

Future Shock 3.0搭載のバイクはステアラーチューブに最大で30mmのスペーサーを積むことができます。15mm高のヘッドセットスペーサーを使用する場合、最大で5mmスペーサーを3枚ステムの下に積むことができます。下図CとAをご参照ください。

ステムシム

Future Stemの代わりに標準的な1-1/8"サイズのステムを使用する場合は、シム（S234800001）を追加する必要があります。シムはFuture Shock 3.3または3.2カートリッジ購入時に付属しています。

これまでのFuture Shockとは異なり、新しいFuture Shock 3.0カートリッジはFuture Stemを取り付ける際にシムを必要としません。

FS 3.0カートリッジのアッパーチューブには、ステムシムとステムの溝を合わせる位置を示す刻印があることにご注意ください。

Future Shockの調整

Future Shock 3.3にはダンパーの動作を制御するアジャスターノブがあります。ノブを反時計回りに回す(オープンポジション)と荒れた路面でよりソフトな乗り心地になり、ノブを時計回りに回す(クローズポジション)と、綺麗な路面でしっかりとしたロスの少ない走行感を得られます。ノブをフルクローズにしてもFuture Shockはロックアウトしませんのでご注意ください。

ミディアムのスプリング(黒)がすべてのモデルで当初から取り付けられています。かっちりとした、もしくはソフトな乗り心地にしたい場合、スプリングを交換してください。下表より、ライダー体重別の推奨スプリングをご参照ください。

S233100001で追加スプリングセット(全３種)もご用意があります。

Future Shock 3.0はプリロードワッシャーをメインスプリング上部に付け加えることで、さらに調整が可能です。プリロードワッシャーは最大５枚まで加えることができます。Future Shock 3.0搭載バイクのスモールパーツ小箱にプリロードワッシャーが付属しています。追加でプリロードワッシャーが必要な場合はS233100002をご利用ください。

スプリングの交換やプリロードワッシャーの追加／除去の際はFuture Shock 3.0 ユーザーマニュアルをご覧ください。手順はアニメーションでもご覧いただけます。

サービス及びメンテナンス

Future Shockは製品寿命を迎えるまで安定したパフォーマンスを発揮できるよう設計されています。完全に密閉されたデザインにより、Future Shockは泥や塵などが入り込みづらくなっており、泥や塵を拭き取っていただく以上のメンテナンスは不要です。

ラバーブーツが使用による疲労で破れたりした場合、交換が可能です(S223100001)。ブーツが破れたり、損傷した場合、すぐに交換をしてください。また、Future Shockにストラップを引っ掛けるタイプのアクセサリー(トップチューブバッグなど)はご使用を控えてください。

トルク仕様