2020-2023 Roubaix

セットアップ

サドルの高さを合わせる

サドル高を合わせるには、まずラバーブーツをシートポスト上に移動させ、シートポストウェッジのボルトがみえるようにします。シートポストウェッジの調整用ボルトは4mmのアーレンキーもしくは8mmのソケットレンチで調整可能です。ウェッジのボルトを緩め、サドルの高さを調整してください。サドル高調整後、シートチューブにある最低差し込み量の確認穴を塞ぐまでシートポストが十分に挿入されていることを確認してください(下の図のA)。シートポストウェッジのボルトを6.2Nm(55in-lbf)で締め込み、ラバーブーツをもとの位置に戻します。

ハンドルバーの高さを合わせる

スタックは30mmの範囲で調節が可能です。ヘッドセットキャップの高さは２つ種類があります。0mmキャップ(S192500011)、15mm高キャップ(S192500010)。これらのキャップに加えて、15mmのスペーサーをFuture Shockカートリッジの下部に取り付けることができます。注意：Future Shockは通常のステアラーチューブスペーサーよりも細いので、専用スペーサーのみをご利用ください。詳しくは、Roubaix ユーザーマニュアルをご覧いただくか、スペシャライズド取扱店に適切な取り付け方法・調整方法についてお問い合わせください。

チューブレス化について

リム打ちパンクを防ぐため、チューブレスタイヤへ交換するライダーもいます。チューブレスタイヤは一般に衝撃によってチューブが傷つく危険性なしにより低い空気圧で運用できると言われています。お使いのバイクモデルのチューブレス互換性については、以下の表を参照してください。交換前にまずはリム及びタイヤがチューブレスに対応しているかご確認ください。詳しくはチューブレス化のページをご覧ください。

コンポーネントと互換性

Future Shock

Roubaix全モデルにFuture Shockが装着されています。Future Shockは20mmのトラベル量を備え、ライドの道中のでこぼこをいなし、安全・安心にライドを楽しんでいただけます。道路の小さなでこぼこを吸収出来るよう、Future Shockは設計されています。

Future Shock 2.0

Expert、Pro、S-Worksモデルは油圧ダンパー搭載のFuture Shock 2.0(S194200039)が使用されています。

Future Shock 2.0は9クリックの調節ノブを備えていますが、最初の2クリックはファームの設定(半時計回し)で、調整範囲は非常に小さいです。残りの3～9クリックはフルオープンの状態となります。ファームの設定はロックアウトはせず、サドルから腰を上げて漕いでいる際やスプリントの際にも大きな衝撃はいなしつつ、より安定した状態で漕ぐことができるようになっています。

Future Shock 2.0のアジャスターノブは、1.5mmの止めネジ（イモネジ）で固定されています。ボールポイントの六角レンチを使用すると、ネジを舐めてしまう可能性があるので、通常の六角レンチを使用していただくことを強くお勧めいたします。交換用アジャスターノブ（止めネジ付き）は S199900020で購入いただけます。

Future Shock 1.5

Comp、Sportモデルは油圧ダンパー非搭載のFuture Shock 1.5(S194200040)が使用されています。Future Shock 1.5は新しいプログレッシブスプリングを特徴とし、パフォーマンスとコントロール性を調整可能です。新しいボトムアウトバンパーとトップアウトスプリングで非常に強い衝撃時でも動作をコントロールします。

Future Shock 1.5を2.0にアップグレードすることはできますか？

はい！詳しくはFuture Shock後方互換性技術情報をご覧ください。

注意：ステム下のステアラーチューブにストラップをかけるトップチューブアクセサリーバッグは、全モデルに装備されているFuture Shockには使用できません。Future Shockのブーツにストラップを使用すると、ブーツ(S209900002)が損傷し、Future Shockの防水性が損なわれる可能性があります。

Future Shock Service

フューチャーショック1.5と2.0は、長期間にわたって安定した性能を維持できるように設計されています。 もしも、フューチャーショックに問題が発生した場合、補修部品としてカートリッジをご用意しています。S194200039＆S194200040

使用によりラバーブーツが疲労し破れや破損が起きた場合、交換用のブーツはS209900002で購入いただけます。

Future Shock 2.0/1.5 マニュアル

互換性のあるパーツ

• Roubaixは最大700x33cまでのタイヤに対応しています。スペシャライズドではタイヤが巻き上げた砂利などを嚙み込まないようにタイヤとフレームの間に6mmの余裕を持たせることを推奨しています。
• Roubaixは一般的なフロントダブル仕様での使用を想定し、電動シフト及び機械式シフトに対応しています。また、フロントシングル仕様の場合、最大歯数52Tに対応します。

ステム

Roubaixは新しいS-Works Future Stemを採用しています。このステムはFuture Shockのために設計されました。Roubaixだけでなく、Future Shockを採用するDivergeやSirrusの一部モデルでもアップグレードとしてご利用いただけます。Future Stemは一般的なステムに比べてクランプ部内径が小さく、Future Shock採用のモデルにのみ対応しますのでご注意ください。Future Shock採用モデルで通常のステムを使用したい場合、<l:style2>S199900023</l:style2>のシムをご利用ください。

S-Works Future Stemはステムアクセサリーマウント(S219900020)と互換性のあるフェースプレート(S199900064)を備えています。Future Stemのフェースプレートは現行のSLステムと互換性があります。ただし、フェースプレートはマット仕上げで、SLステムはグロス仕上げが多いので色味が合わないことがございます。

シートポスト

Roubaixは新しいS-Works Paveシートポストを採用しています。Dシェイプのシートポストでありながら、新しい技術によってCG-Rシートポストと同等の快適性を備えています。完成車は20mmセットバックのシートポストが標準装備です。別売りで0mmセットバックもご利用いただけます。

新しいS-Works PaveシートポストはTarmac Sl6と同じDi2用バッテリーマウント(S186800006)を採用しています。

Roubaixでは新しいシートポストウェッジ(S199900021)が用意されています。新しいシートポストウェッジはフレームの内部に位置し、シートチューブ上端のラバーブーツ(S199900095)をどかしてアクセスします。サドル高調整のボルトは4mmの六角レンチ、もしくは8mmのボックスレンチで調整可能で、ねじが舐めてしまった場合も考慮されています。S-Worksモデルはチタンボルトと、そのほかのモデルはスチールのボルトを使用しています。チタンボルトのシートポストウェッジは保証による修理でのみ利用可能です。

シートポストウェッジの最大トルク値は55in/lbs (6.2Nm)です。

サービス及びメンテナンス

修理部品

修理部品の購入及び取り付けはスペシャライズド正規販売店にてお願いしております。ただし、ライダー様で安全に取り付け可能なパーツと判断できるものに関しては、Specialized.comで直接購入出来るように順次準備をしております。下記のリストは正規販売店がスペシャライズドより購入可能な部品のリストです。下記リストに含まれない部品があることもございます。また、一部部品は保証専用のものもございます。修理用部品が必要な際は、必ず正規販売店にご相談いただくようお願い致します。

Roubaix専用サービスパーツ

Roubaix以外のバイクでも使用されているパーツ

マニュアル

マニュアルは日常的に読んで楽しむものではないことは重々承知していますが、我々の製品マニュアルは有益な情報に溢れています。ライダーがバイクの性能を十分に引き出せるよう重要なセットアップやメンテナンスに関する情報が載っていますので、ライドに行く前にじっくりとお読みいただくことをお勧めいたします。

MY20 Roubaix ユーザーマニュアル

Future Shock 2.0/1.5 マニュアル

2021 ライダー/バイク重量制限一覧

トルク仕様