フレーム
Kenevo SLは、エンデューロをイメージしたカーボン製トレイルフレームを採用しています。
フレームジオメトリ―
以下の測定値はすべて、初期設定のホルストピボットとヘッドセットカップを使用したものです。
フレームサイズ | ||||
S2 | S3 | S4 | S5 | |
スタック | 618mm | 626mm | 635mm | 644mm |
リーチ | 435mm | 460mm | 485mm | 510mm |
ヘッドチューブ長 | 105mm | 115mm | 125mm | 135mm |
ヘッドチューブ角 | 63.5° | |||
BB高 | 350mm | |||
BBドロップ | 25mm | |||
トレール | 136mm | |||
フォーク長 | 579mm | |||
フォークレーキ/オフセット | 44mm | |||
フロントセンター | 782mm | 812mm | 841mm | 871mm |
チェーンステー長 | 447mm | |||
ホイールベース | 1228mm | 1258mm | 1287mm | 1316mm |
バイクスタンドオーバーハイト | 779mm | 779mm | 792mm | 802mm |
シートチューブ長 | 400mm | 420mm | 440mm | 465mm |
シートチューブ角 | 76° | |||
トップチューブ長(水平) | 589mm | 616mm | 643mm | 671mm |
クランク長 | 165mm | 170mm | 170mm | 170mm |
ハンドル幅 | 800mm | |||
ステム長 | 40mm | 50mm | 50mm | 50mm |
シートポストの最長挿入長 | 188mm | 210mm | 229mm | 255mm |
フリップチップとジオメトリの変更
Kenevo SLのジオメトリ―はホルストピボットのフリップチップや調整可能なヘッドセットカップで変更することが出来ます。フリップチップはチェインステーのホルストピボット付近にあり、ヘッドセットカップはヘッドチューブのアッパーベアリングの受けです。
ホルストピボットのフリップチップでチェーンステーの長さとボトムブラケットの高さが調節可能です。ヘッドセットカップはヘッドチューブ角を寝かせたり、立たせたりできます。
調節可能なヘッドセットカップはバイクに付属するスモールパーツの小箱に同梱されています。
調整ポイント | チェーンステーの長さ | ボトムブラケットの高さ | ヘッドチューブ角 |
---|---|---|---|
ホルストのピボット(高さ) | + 0 mm | + 0 mm | + 0° |
ホルストピボット(低い位置) | + 5 mm | - 7 mm | - 0.5° |
ヘッドセット(標準) | + 0 mm | + 0 mm | + 0° |
ヘッドセット(スラック) | + 0 mm | - 2 mm | - 1° |
ヘッドセット(スティープ) | + 0 mm | + 2 mm | + 1° |
ホルストピボットフリップチップの調整
- ホーストピボットボルト(下図のA)をフレームから取り外します。
- 4つのフリップチップ(B)をすべて取り外し、ピボットスペーサーを「高」か「低」のどちらかのポジションに統一します。スペーサーがきちんと統一されており、両方で向きが同じことをご確認ください。
- フリップチップを再度取り付け、チェーンステープロテクターに合わせて、完全に奥まではめ込まれているのを確認してからボルトを締めます。
- ピボットボルトを10Nm / 90 in-lbfのトルクで締め付けます。
ヘッドチューブ角の調整
ヘッドチューブ角は調整式ヘッドセットカップを使用することで調整可能です。バイクは出荷状態ではゼロ度オフセットのカップが取り付けられています(A)。+/- 1度のヘッドセットカップ(B)は付属のスモールパーツが入った小箱に入っています。
ヘッドセットは通常の上側1 1/8"、下側1 1/2"ベアリングを使用しています。
ヘッドセットカップを交換するには:
- フォークステアラーの部分のステムボルトを緩めます(A)。
- トップキャップボルトを緩め(B)、キャップを取り外します。
- フォークステアラーよりステム(C)とスペーサー(D)を取り外します。フレームからフォークを取り外します。
- ヘッドチューブよりゼロオフセットカップを取り除き、+/- 1°ヘッドセットカップを取り付けます。オフセットはヘッドセットカップに刻印されています。お好みの角度の刻印が前方になるように取り付けます。
*注意:下側のヘッドセットカップは交換する必要はありません。どの上側のカップともうまく機能します。 - ヘッドセットパーツを取り付け、ベアリングをフレームに入れます(A:ヘッドセットカバー、B:コンプレッションリング、C:アッパーベアリング、D:調整式ヘッドセットカップ
- ステム等を再度取り付け直します:
- フォークステアラー(D)をヘッドチューブに挿入し、ヘッドセットパーツに通します。
- スペーサーとステム(C)をフォークステアラーに取り付けます。
- トップキャップを取り付け、コンプレッションボルト(B)をフォークのスターナットに締め込みます。ボルトをすべてのパーツがしっかりと固定されるまで締め付けます。ステムは自由に動く程度で大丈夫ですが、前後にガタつく遊びがないように締め付けてください。
- フロントブレーキを引き、バイクを前後にゆすぶり、すべての部品がしっかりと固定されていることを確認します。
- その後、必要があればヘッドセットのコンプレッションボルトを締め直してください。
- ステムボルト(A)を5 Nm (44 in-lbf)で締め付けます。