バイクのフィッティングとサスペンションのセットアップ
はじめてのライドの前に、新しいバイクが自分のからだにフィットするように調整しましょう。スペシャライズド正規販売店で、バイクに快適に且つ効率的に乗れるよう基本的な調整を受けることが出来ます。また、Retül FitスペシャライズドはRetül Fitと言うバイクフィッティングサービスを提供しています。Retül Fitを受けることでライド中の快適性を高めたり、怪我を予防したり、パフォーマンスを向上させたりすることが出来ます
サドルの高さを合わせる
サドルの高さを調整したり、アフターマーケットのドロッパーポストを取り付ける際には、挿入長が許容範囲内である必要があります。
サイズ | 最小挿入量 | 最大挿入量 |
---|---|---|
S1 | 80 mm | 180 mm |
S2 | 180 mm | |
S3 | 200 mm | |
S4 | 220 mm | |
S5 | 240 mm | |
S6 | 260 mm |
全モデルで34.9mmシートポストと38.6mmシートカラーを採用しています。S-Works Levo SL には、付属の 30.9 mm シートポストを取り付けるためのシムがあります。シートカラー・ボルトを6.2 Nm / 55 in-lbf のトルクで締め付けます。
リーチを合わせる
バイクのサイズが正しければ、少し肘を曲げた状態で無理なくハンドルバーに手が届くはずです。サドルはレールのクランプ位置を前後に調整することが出来ます。まずはレールの真ん中を基準に、快適な位置を探しましょう。プロバイクフィッターはサドル位置を膝の位置、ペダル軸との兼ね合いをみて決定します。また、ハンドルバーの位置を上げ下げしたり、ステムを交換して長さを調整したりすることでもリーチを調整出来ます。
サスペンションのセットアップ
フルサスペンションバイクで最高のライドエクスペリエンスを得るためには、適切なサスペンションのセットアップが重要です。
ショックの空気圧とサグを設定する
- ショックのコンプレッションレバーまたはノブ(青色)を全開またはオフの位置に設定し、リバウンドノブをクリック範囲の中央に設定します。
- エアバルブに高圧ショックポンプを取り付け、体重に応じた空気圧に設定します。
- サグを確認するには、スタンチオンのOリングをシールに押し付けてから、壁に立てかけた状態の自転車にまたがります。跳ねたりしないようにせず、通常のライドポジションでサドルに腰掛けます。ライド中にサグの設定をしようとしないでください!
- 空気圧が正しくセットされている場合、跳ねたりしない状態でライダーの体重が掛かった際にOリングがショックストローク長のおおよそ30%動きます。
リバウンドの設定
リバウンドダンピング(赤いノブ)はサスペンションが圧縮された後にどれくらいの速さでショックが戻ってくるかを調節出来ます。リアショックにはリバウンドの戻りの速度を微調整するクリックの範囲があります。
- クリックの範囲の中央の値でまずはリバウンドを設定してください。
- 時計回りに回すとリバウンドが遅くなります(体重があるライダーや、ゆっくりめのスピードで走る方、おおきなジャンプをする方など)。
- 反時計回りに回すとリバウンドが速くなります(体重が軽いライダーや、車速が速い型、小さなバンプやトラクションを向上させたい方)。