フレーム

Levo SLはStumpjumperに影響を受けた軽量なトレイルフレームを特徴としています。

S-Works、Expert、Comp Carbonはすべて同じFACT 11mカーボンフレームを使用しています。

Compグレードは軽量なM5アルミニウムフレームを特徴としています。

サイジング

  • カーボンモデル:S、M、L、XL
  • アロイモデル:XS、S、M、L、XL

フリップチップ

フリップチップはショックヨークに挿入する非対称のインサートで、BB高をライドスタイルや地形、ホイールサイズに合わせて調整出来るようになります。

フリップチップは出荷時は29x2.3インチホイールでのハンドリングの最適化のためにLowで設定されています。

インサートをHighポジションに入れ替えることによって、BB高が5~6mm高くなり、ヘッドチューブ角が0.5°立ちます。これにより、Levo SLに650Bホイールが使用可能になります。その際、タイヤは2.8インチ幅が推奨となります。

HighセッティングはBBのクリアランスを確保する目的で29インチホイールでも使用出来ます。

コンポーネントと互換性

ブレーキマウントとローター

ポストマウント74

標準リアローターサイズ:180mm

最大リアローターサイズ:200mm

標準フロントローターサイズ:200mm

最大フロントローターサイズ:フロントフォークメーカーにお問い合わせください

チェーンリング

すべてのモデルで30Tチェーンリングが使用され、フレームはフロントシングル専用となります。

取り付け可能な最小チェーンリングは94BCDの30Tです。

チェーンガイド使用時の最大チェーンリングサイズは34Tです。

Derailleur Hanger

S172600001 HGR MY18 MTB THRU AXLE DER HANGER

Not compatible with SRAM UDH

ステアラー/ヘッドセット

上側 1 1/8インチ、下側1 1/2インチ

ウォーターボトル

すべてのフレームサイズ(XS~XL)でスペシャライズド製の26oz ウォーターボトルがご利用いただけます。ボトルケージの形状・位置によってはボトルの互換性に影響を与える可能性があります。

SWATツール付きのボトルケージはレンジエクステンダーと同時に使用出来ません。

ホイールとタイヤ

Levo SLのすべてのモデルで29インチのチューブレスレディ対応のホイールに2.3インチ幅のタイヤが使用されています。最大タイヤ幅はスペシャライズド製タイヤで2.6インチですが、クリアランスが狭まると泥や異物が挟まりやすくなり、フレームの外装に損傷を与える原因となります。実際に取り付けた際のタイヤのサイズはブランドによって異なりますので、弊社以外のタイヤとの互換性は確認出来ません。

Levo SLのすべてのモデルで650B/27.5インチホイールがご利用いただけます。

  • 650Bホイールをご利用の場合、最大タイヤ幅はスペシャライズド製のもので2.8インチになります。
  • 650Bホイールを利用される場合、フリップチップはHIGHのセッティングが推奨されます。

アクスル

  • フロント:110mmブースト、15mmスルーアクスル
  • リア:148mm、12mmスルーアクスル

サスペンション

Levo SL全てのモデルで150mmトラベルのFOX製フォークと150mmトラベルのRXチューンが施されたDPSリアショックが採用されています。また、全てのモデルで独自に開発したフリップチップによりジオメトリの変更ができます。

リアショック 寸法 210 x 52

注意:バイクに取り付けられたサスペンションは1つの完成されたシステムです。Specializedのフレームは工場取り付けのパーツおよびショックの組み合わせで設計されております。多くの別売りリアショック(エアーやコイルなど)が物理的には取り付け可能かと思われますが、フレームに適合するとは限りません。バイクまたはフレームに最初に付属していたものとは異なるショックを購入・取り付けの際は必ずショックのメーカーにフレームと利用予定のショックの適合性を購入前に確認してください。


分離型のリアショックを使用すると、多くの場合レンジエクステンダーやウォーターボトルが利用できなくなります。


ターボシステム

モーター

スペシャライズドのSL 1.1は、軽量で耐腐食性に優れるマグネシウム製ケースを用いた、まったく新しい専用モーターです。モーターの完成重量は1.95kgです。

SL 1.1モーターは、48V ブラシレスのギア付き仕様で、最大出力は240Wです。ライダーの出力とケイデンスを記録するパワーメーターを内蔵しています。

バッテリー

Levo SL 全モデルは、320Whのリチウムイオンバッテリーを内蔵し、160Whのレンジエクステンダーにも対応しています。Levo SLのバッテリーは完全に内蔵され、着脱はスペシャライズド正規販売店でのみ行えます。

Yスプリッターケーブルを用いると、内蔵バッテリーとレンジエクステンダーの両方を同時に充電できます (98920-5660)。その際、同ケーブルに接続できるのは各1個となります。

レンジエクステンダーバッテリー

Turbo SL バイクは、外付けのレンジエクステンダーバッテリーに対応しています。このバッテリーは、ボトルケージ内に収まり、160Wh (航続可能距離の50%)を追加します。 この容量は、平坦/起伏のあるルートでの約1時間の走行に相当します。また、コンパクトで、重量はたったの1kgです。

Turbo Connect Unit (TCU)

バイクの電源のオン、オフはTCUで行います。バッテリー残量やサポートモードの状態などもご覧いただけます。また、限定的ですが診断機能も備えています。

TCUの追加機能:

  • ANT+やBLEデバイスに接続する(BLE接続にはTCUに記載されたペアリングコードが必要になります)
  • マイクロUSBポートを使ってシステムアップデートが出来ます:バッテリーポートの下にあるマイクロUSBポートは、スペシャライズド正規販売店およびスペシャライズドサービスセンターの診断用にのみ使用されます。USBポートを覆うゴム製シールがポートにしっかりとはめ込まれていること、しっかりと閉じられていることを確認してください。
  • 初期設定に戻す方法: 
    1. バイクの電源がオフの状態で「S」ボタンを長押しします
    2. 「S」ボタンを押しながら、電源ボタンを押します
    3. バイクが再起動するまで「S」ボタンを押し続けます
    4. 通常通りバイクの電源を入れます。これでバイクは初期状態にリセットされます。
  • 基本的なエラー通知:TCUには、青色の充電状態表示LEDの他に赤色のLEDが埋め込まれています。どのLEDが点灯しているかによって、異なるエラーが表示されます。

エラーコード

エラーの内容

解決方法

1

バッテリーエラー

エラーコード1~4については、以下の方法をお試しください。

  1. 自転車の電源を切って、再度電源を入れます(再起動)。
  2. Mission Controlアプリの確認をします
  3. それでも問題が解決しない場合は、スペシャライズド正規販売店にご相談ください。

2

バッテリーが見つかりません

3

モーターエラー

4

モーターが見つかりません

5

バッテリーとモーターのエラー

スペシャライズド正規代理店にご相談ください。

6

 TCUのコイン電池の電池残量が少なくなっています

 TCUコイン電池(CR1620)を交換してください

エラーコードに関する注意:

  • すべてのTCUエラーコードは、車の「エンジンチェック」ランプのようにご理解ください。  これらのエラーコードは、何かが正しく機能していないことをライダーに警告するものであり、ライダーに詳細な故障情報を提供するものではありません。
  • ほとんどの場合、システムの再起動をお試しいただくことになります。   
    • 再起動によって問題が解決した場合、ライダーは自信を持ってライディングを続けていただけます。
    • 問題が再発する場合は、同じエラーコードが表示されますので、お手数ですが販売店にバイクをお持ちください。

その他のエラーコード:

  • TCUのコイン電池が消耗したり、なくなってしまったりすると、起動後1分間、下のLEDのエラーコードが表示されます。  
    •  TCUはCR1620バッテリーを1つ使用しています。

その他のTCUに関する注意点:

  • TCUはMission Controlアプリで「ダークモード」に出来ます。この設定は、ボタンを押した際にTCUのLEDが1秒だけ点灯するものです。1秒後にはすべてのLEDライトが消灯し、電源がオフの状態のように見えます。
  • 15分後にシャットダウン:15分間、ライダーからの入力がない場合、システムがシャットダウンします。

Turbo Connect Unitへの接続

モーターサポートシステムは、Bluetoothおよび/またはANT+接続を通じて、高度なインターフェイスの柔軟性を提供します。デバイスと接続オプションに応じて、さまざまな機能を利用いただけます。

  •  Bluetooth LE(BLE): Mission Controlアプリ(iOSまたはAndroid)は、ライドを記録することでライド体験を向上させ、Stravaと同期することも出来、スマートコントロール機能によってバッテリー切れの可能性を排除し、GPSベースのナビゲーション、およびシステム診断を提供いたします。AndroidおよびiOSデバイスは、BluetoothLEを介してすべてのTurboバイクと同期できます。無料のMissionControlアプリの最新バージョンについては、Googleplayまたはappleappstoreにアクセスしてください。すべてのミッションコントロール機能の説明は、アプリ自体の中にあります。 PlayまたはApple App Storeにアクセスしてください。Mission Controlアプリの機能の説明は、アプリ内でご覧いただけます。
  •  ANT +:   ANT +プロトコルでは、別売りのTC1ディスプレイなど、Turboバイクと同期するさまざまなデバイスが用意されています。
  • ペアリング:   Turbo Connect UnitをMissionControlアプリとペアリングするには、トップチューブに貼り付けられていた透明なシートに記載されたピンコードをアプリに入力する必要があります。ピンコードはTurbo Connect Unitの下部にもあります(ご覧いただくにはディスプレイをフレームから取り外す必要があります)。

トレイルリモート

  • 「S」ボタン(リモートの上部):TCUにある「S」ボタンとは異なり、3つのアシストモードをループします。
    • タップ:バイクのモードに関わらず、Turboモードを選択します。
    • 2秒長押し:バイクのモードに関わらず、アシストなしモードを選択します。
  • 「+」ボタン(ライダーに向かって上側):アシストレベルを上げる
  • 「-」ボタン(ライダーに向かって下側):アシストレベルを下げる
  • 「ウォークアシスト」ボタン(リモート下側):ウォークアシストモードになります。ボタンを押し続けると2-3mphでモーターが動きます(日本国内では使用出来ません)。